こういう使い方もあるのだな・・・、と思ったこと。ーしあわせるーむでの面談。
先日、塾生のご兄さまで、遠方の予備校に通われている方から、ZOOM(正確にはFaceTimeで。)で、受験相談をお受けしました。
塾生の妹さんとはお兄さまが旅立たれてから出会ったので、実際にはお目に掛かったことはなかったのです。正直、どこまで話せばいいのかな?と思いもし、また、今指導を受けておられる先生方と違うことを言ってはいけないな、と思って注意しながらお話していたのですが、お顔が現れると、そこは元予備校講師、当然必要な情報を伝え、心構えとして、いうべきことを言い、とにかく今ある状態を整理することに努めていて、いつの間にか熱が入ってしまって、自分でもおかしかったのです。
我が生徒でもなく、指導中の生徒さんでもないのですが、私は、教科指導をZOOMで、とは思ったことはあっても、受験相談を、とは思ったことがなくて、意外に、お母さまからのご提案から、ああ、こういう役立ち方もあるのだなあ、と思った次第です。
かつて、予備校に通っておられる受験生の家庭教師に呼ばれていたことがありました。
そのときは、自分も、ほんのちょっと前までは、予備校講師だったし、別に気も遣わず、自分の教科について、あるいは全体像について、自分の意見を、今よりもずいぶんストレートにお伝えしていたのを思い出していました。
最近、どこかで、ストレートに、その人に必要なことをお伝えしきれていないのではないか?と思ったのです。
親御さんとの関係性もあり、親御さんのご意見をお聞きするうちに、私は言うべきことをしっかりとは言えていないのではないか?と思ったのです。
再来年の大学受験組は、一人を除いて、全員国公立理系です。
今年がいわば勝負を決める年です。
最近の受験を見ていると、とても部活を引退してから、半年で、というのは効かなくなってきているようです。
本当は、今のままでは、を不安を煽るのではなくて、しっかり話しておくのが教師の使命です。
今年は、その点、私ははっきりと面談をして、受験指導をすることができたのです。
夏期講習で。
その後のzoomでの面談では、その感覚が蘇ったようでした。
そのためか、今年は、何かに納得の指導ができているような気がしています。
久々の受験指導で、進路指導をバシッと決めた感じが半端ありませんでした。
どんな仕事でも言えると思います。
本当のことを言ってあげたい。
でも、その人の意志もあるし、今現在の気分も状態もある。
そのバランスの中で、仕事をしているのだと思います。
だからこそ、親御さんのご不安を取り除くことができたら、私たちの仕事の大半は終わったようなものだと思うのです。