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これがチェリーの進路指導だなあ・・・、と思ったこと。

このブログも、昨日書き出しながら、昨日止まってしまっていました。

昨日、今年度初めての合格の朗報を聞きました。

結構感慨深いのです。
昨年ご兄弟を指導させていた縁で、通われるようになった生徒さんです。

進路指導が続くころです。
昨夜も面談でした。
一方で今日、明日の共通テストのことを気にしながらも、一方で、高校受験についても考えています。

教室のことを思うなら、1人でも多く県立に合格しました!と言いたいところもあるけれど(これはかなり嘘に近い。)、それより、その子その子に合わせた進路指導をしたいのだなあ、それが私の納得なのだなあ、とまた、最近思い始めたのです。

開校した一年目のある生徒さんは、内申はいいのに、実力が良くなくて、でも、どうしても受験したい高校があって、中学校からも、そして、とうとう親御さんからも一つランクを下げるように言われていました。
ある日曜日に、悩んだ彼女から電話がありました。
一生懸命に彼女の気持ちを聞いていました。
これは受験しなかったら、一生残るな・・・、と思い、私は、

もういい。先生は、応援するから、最後まで頑張ろう!もし落ちたら、先生が責任取るから(と言っても、せいぜい謝るくらいしかできませんが。)、と言ったのでした。

彼女は、櫻井先生だけや、ウチの味方してくれるの・・・。
と言っていましたが、私の中では、まだ力を出し切っていない感じがしていました。

最後の一週間で変わったようでした。
特に理科を最後に詰めて、送り出しました。

合格でした。もう一人、本当に心配な生徒さんも合格してきました。
直前、これは出るな、と思った理科の問題が全部出ていたという恐ろしい話で、受験生は、みんな受かるよ!と言って帰ってきました。

その後あれこれありました。

今でも、あのとき、私が背中を押してあげたらよかったな、と思う受験があります。
親御さんの想い、お子さんの想い、学校のご判断などなど進路にはいろんな要素が絡んできます。
もちろん、その前に内申点や実力があります。

でも、ときに、この受験は、しなくてはならない、と思わせられる受験があります。

一方で、将来の夢などをお聴きして、これは、ランクを上げない方がいいな、と思うときもあります。
高校で、余裕めの成績を取っておいた方が、その後に続く、ご自分の夢の実現に近いくなるな・・・、と思うのです。

その子その子を見ながら、ただ成績だけを見るのではなくて、将来の夢や、学校のカラーなども見据えたうえでお話しています。
でも、最終的に決めるのはご本人と親御さんなので、その意思決定はご自分でしていただいたという実感を持ってもらえるようにしています。

かつて、ある学校の英文科と経営学部の両方を合格してこられた生徒さんがおられて、どちらにしよう・・・?と悩んでおられました。私の思いはあるものの、こういう点がある・・・、とポイントだけお伝えして、どちらもメリット、デメリットを上げ、性質も、就職などの条件も言って、そしてご自分で決めていただきました。

自分の人生の岐路です。きちんと自分で決めた、と胸を張って言えるようであってほしいと思っています。

公開:2022/01/16 最終更新:2022/01/16
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