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めちゃくちゃ健闘している大学編入を目指す受験生

大学編入を目指す生徒さんが、毎日本当によく頑張っている。
難解な英語。
正直、今までのどこを受験するのよりも難しい。
私も科学的な話題にも結構慣れてきた。
社会科学系の話は私の方が強めだし、解釈になると結構強いが、理系の専門分野だと私が受験するわけではないが、やはり専門的な知識があると助かる、と思った。
受験校の過去問をすべて検討し終えたので、仕方なくこれなら使えそうというものを取り寄せる。
おもしろそうではある。
一方はむしろ人文・社会科学系の話題の深いもの、一方はコテコテの科学の話題。数式まで出てくる。
さてどう使おうかな?と思いながら、仕方がないので、難関大の学部入試の問題を使うかな、と思っている。

毎日新たな課題が出て来る。
生徒さんに合わせてあれこれ。
当然にわかっている生徒さんもいれば、ああ、ここがまだわかっていなかったのか・・・、と思われる生徒さんもおられる。
その時その時、一瞬一瞬の出会い、気付くことを受け止めて、指導は微調整が続く。
ときに、ここがわかっていなかったのだな・・・、と思ってちょっと唖然としてしまうことがあるけれど、それとて反省材料として、先に進むことしか考えてはならない。今から受験までに何ができるか?ということが勝負である。
こちらの戸惑いなど見せてはならない。今の状況を肯定し、それからしか前に進むことはできないのであるから。
可能性を信じて、不安に打ち克って進むところにこそ未来は拓く。
不安に押しつぶされて何もしないのが一番良くない。

編入試験の受験生を見ていると、自分を追い込んだ挙句、不安にめげそうになりながら、前に進んでいることがひしひしと感じられる。
そういえば指導の始まった、ほんのの2か月前に比べると、格段に力が着いたなあ、と思わされる。
その間にどれほどの心の格闘があったことだろうか?勉強面での不安はともに取り除いてきたけれど、精神的な面はそれぞれの強さに負うところが大きい。
そんな中で、新たな自分と出会い、自分の弱さと格闘し、より強い自分へと成長させていく。
その過程があるからこそ受験は尊いのだと思う。
私もまた、苦手な分野の勉強を勧めるときには自分と闘っているし、前に進んで以前は難しいと感じられた問題がスラスラ解けるようになっていく過程が楽しい。

公開:2023/06/04 最終更新:2023/06/04
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