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ジョブズの伝記を読んで、考えさせられているところです。

ジョブズの伝記を読み進めています。
ちょっと遅々として進まずです。
眠る前に読む時間があまりなくて・・・。

でも、昨日、ジョブズとは絶対に似ていない、似ているとは思わない・・・、と思っていたのですが、いきなり仕事の話が出てくると、ああ、これは思い当たる・・・、というところが出てきて苦笑するやら、諦めるやら。

マッキントッシュを作ろう、しかもリサ(なんと自分が捨てた娘の名前)という製品を作成する側から追放されたので、ライバル意識満々で、作っていたときの辺りから、ああ、似てなくもない(ジョブズが偉大な実業家だということではなくて、あくまで性格特性の話です。)、と思ったのは、採算を考えるのではなくて、いい製品を作る、という点にとんでもない情熱を燃やしていたところです。そのために、人にひどいことも言うし、あるいは、情熱を認めたら、とんでもない賛辞を贈る。
指摘は鋭く、人心掌握もできている。けどもある種の、いや、全く協調性がない。義理というものも存在しない。

このあたりです。
いろんな面で義理堅いとされる私ですが、仕事が進まない、あるいは理念に合わない、となったら、目の前の自分の都合も、相手との関係性もどこかに飛んでしまうのです。この先の仕事に良くない・・・、と判断するや、バッサリ、という面もあります。
うちの場合は、多くは人間関係の構築、というのが中心にあります。
ジョブズが製品にとんでもない精度を求めた、というのは、私の場合、徹底的に生徒さんを見つめる目と、今、その生徒さんに対してどう接するか?ということになりますが、その点において、私はジョブズの気持ちがわかるのです。

私は自分で大いに二面性があると思っています。
あちこちで優しい、言われますし、どちらかと言えば情を大事にする方だと自分でも思います。
ところが、こと仕事、特に教育になると、いったいそんな力どこから出たのか?と思うほど、勇気も出るし、誰がなんと言おうとも、貫いてしまうところがあります。

言っときますけど、私はジョブズほど勝手でも、協調性がないわけでもないと思っています。

でも、わかる。本当にわかる。
あの、純粋に理想を求める姿と、物質的なものを求めながら、思い切り禅の考え方に傾倒する感じ。
いろいろ複雑なものを自分の中に持ちながら、それが融合している・・・。
自分の中にもそういう面があることの自覚があるので、私は思い切り共感してしまいます。
だからと言って、好きになるわけでは全くありませんが・・・。(笑)

ただ、ビジネス的にとんでもなく発想力をもらえるのは事実のようです。

公開:2023/01/15 最終更新:2023/01/15
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