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大学受験指導と思うことー効率的な伸ばし方

今年も大学受験、高校受験共にすべての結果が出ました。
今日、二階の窓に貼りだす予定です。
昨日印刷していたら、結構な合格の数だなあ、と思いました。
それぞれに、それぞれの合格までの生徒さんとの思い出があり、またチェリーの歴史も感じてしまったりしています。

今年つくづく思いもし、それこそが私の教育活動の根幹だと思ったのですが、教科指導を求められ、成績を伸ばすことを最大使命とする塾を主宰していてもなお思うことです。
それは自分の言動をただすことです。
余裕のある子は、余裕があると言っても、成績にとかとはまた違うのですが、自分を信じているタイプは、周りに悪い影響のあるような言動をしません。
何か一つものを言えば、誰かが嫌な思いをするような発言をしたり、あるいはいつも誰かと競っているタイプは、正直弱い。
どちらかと言うと、やはり自分と闘うタイプが余裕があると言ってもいいのかもしれません。

やはり精神的に強い子は当たり前に受験にも強いし、不思議な合格も、なぜか周りの協力もあって勝ち取ってきます。
さんざん周りに迷惑をかけ、また周りに良いことがあっても、ちょっと悪く言ったりするタイプは、ここぞというときに弱いのです。つまりはそういうことに頭を巡らす暇があるということで、その分自分の手元の勉強はお留守になっています。
何をやっていても因果応報ではないけれど、良いことも悪いことも周り回って自分に返ってくるというのは経験済みです。
だから、私はお母さま方とも面談をするのが大好きです。
共に成長できれば、速いからです。

私はいまだに、子どもたちが大きくなった今でも、子どもたちが頑張ったり、あるいは少なくともいい仕事をしたりするには、親の力も大事だと思って、気を抜かないようにしています。

ただただ受験を見守って、ハラハラしているのではなくて、自分も親として努力する。
人に嫌なことを言わない。
人と競うのではなく、足元を見て、しっかり自分のするべきことをする。

その実、受験は情報戦というよりも、自分との闘いという面が大きいのです。
周りの協力が大事です。
学校の先生方が協力してくださるか?あるいは私たち塾の講師が、

この子のためになら、無理してでも頑張ろう!

と思えるか?
自分の言動がしてもらえるものではないのに、してもらうことだけを要求してもそこには無理があります。

相手にも癖があり、自分にも癖があります。
それでも何とか相手を理解し、どうすればちゃんとした関係性を構築し、何かあったときに協力しもらえるか?
そういうことって、大事だと思うのです。

お金も大事です。
お金を出して、勉強したり受講したりすることも大事です。
でも、意外にお金で解決できることは少なくて、意外にもっと手っ取り早く合格に近づく方法もあります。

この世は逆説的にできていて、手っ取り早い方法は手っ取り早くはありません。
むしろ遠回りと思われるようなことにこそ合格の秘訣はあります。
これは不思議な話です。

公開:2024/03/26 最終更新:2024/03/26
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