中学校数学―乱数について聞かれて・・・。
今は大学受験組が共通テスト対策国語を解いている。
私はちゃっちゃと解答してしまって、二階のチェリー・カフェに行ったついでに、絶賛自習中の中三生たちの様子を見に行く・・・。
1人の男子から、「先生、これわからん。」と言って数学の質問。
正直、県立入試にも出そうになければ、私たちの時代には習わなかったし(そんなものはほかにもたくさんあるけれど。)、おまけに、見たこともないものだった。
乱数、乱数さい・・・?
学校でサラリと教わったけれど、わからないまま冬休みの課題として、今取り組んでいて、どうすればいいのかわからなかったらしい。
その場ではわからないので、テキストや教科書を読んでみる・・・。
あ、ちょっと解読が必要だ、と思った瞬間、なんてことないな・・・、と気付き、結構アバウトなものの考え方なんだなあ、と気付く。
中学数学をきっちり解くものだと思っている彼らにはちんぷんかんぷんなのもわかる。
一階でしっかり解読して、二階に解説に行った。
先生、これ、結果のことじゃないが・・・?
と言っている。
そう、乱数さいで、どの番号のデータを拾うか決めて、その結果を見るのよ・・・。
ああ、これを自分で考えて、そして気づくだけの時間をあげたい。
数学的思考力って、そういうものなんだけどなあ・・・。
とはいえ、チーム・チェリー(中三受験生チーム)は、数学をみんなで解き合って、楽しそうである。
私の強みは、解読すること。
習ったことがなくても、目の前にあるものから絶対に答えを導きだそうとあきらめないこと。
知らないままでは終わらせないし、絶対に教師用教材など使わず、自分で考える。
でも、正直、彼らにも、考える力を伝えたくて、毎日指導しているんだけどなあ・・・。
公開:2021/01/06 最終更新:2021/01/06