中3生のいつの間にか伸びていた国語ーほかの教科に取り組んでいる間に・・・。
今日明日と模試と英検の二次試験が続く中3生。来週の土曜日もそうだった。
今日、教えていたら、ああ、国語が伸びたなあ、と実感した。
いつもほかの教科の、それこそ強化に必死になっているのだけれど、模試も、そして火曜日と水曜日は中教研があるから、と最終調整に国語の問題を解いてみる。
いつもは定期考査のために取り組むくらいで、夏期講習以来と言ってもいいほどの私が解説する指導だったのだけれど、全然間違わない。
正直、高校国語の方が、結構間違えてはやり直し、ということが多くなってきた。
ほかの教科に取り組んでいるうちに、国語が伸びてくる実例として、嬉しくなった。
何より、国語で取り組む、深い内容を、難なく読めてきた、ということが嬉しい。
どうしても、最近、英語の難化に対しての対策が多くなるし、時間を割かなければならなくなってくる。
処理能力を要求される。
英語は深さより、情報の処理能力を以前より求められているようである。
すでに中学校からそうである。
中1生から高1生にかけての国語の内容の深さの違い(どの教科もそうではあるけれど、思考の深さも感じ方から言っても、内容はぐっと深くなる。)は教師をしていても、いつもどう橋渡しをするか?と思わされるところである。
今年の中3生は、自ら学ぶ意志が強い。
私の強制力はほとんどいらないくらいである。
ちょっと刺激を与えたら、私の話も広げたり深めたりして、いろいろ考えたり感じたりしてくれる。
出会った頃には、もう少し表面的な考え方だったのに、どの教科においても、答え方に深みが出て、短絡しない答え方になってきている。
私が求めてやまなかったいい感じ。
加えて、メリハリ効かせるところもある。
Kくんは、私のことを評して、
メリハリ激しい愉快な人、と言ってくれたこともあったけど、彼は、本当に勉強するときと、遊ぶときのメリハリがしっかりできている。
そんな彼が、ちょっと前から、私をバドミントンに誘ってくれている。
教室は古城公園のそば。
つまりは体育館のそばであり、ずっと前に娘のバトン教室が開かれていた場所で、体育館でバドミントンが結構楽しまれていることは知っていた。
そんな話から、とうとう来週の日曜日に、みんなで行くことになった。
日曜日は幾分時間があるから、おそらく彼らは勉強の合間に、私は指導の合間に時間を見つけて行くことになるだろう。
バドミントンの本格的なラケットを選んだのは初めてだった。
昔母から始まって、兄と妹と、子供用の簡易なラケットでバドミントンを楽しんでいたのを思い出すけど、なぜかテニスもしていたのに、バドミントンだけは、感覚が残っている。
テニスの打ち合いは好きだけれど、ルールになるとからきしダメ。
ゴルフも一回だけパブリックコースに先輩の先生方に連れて行ってもらった。
続けるようにと言われたけれど、とてもそんな余裕はなかった。1年目の私は、ゴルフに行くなら、仕事したかったし、何なら休みたかった。あの時続けていれば、ちょっと人生というか、趣味の世界での生き方は変わったかもしれない。
唯一息子だけがスポーツの世界を知っているのであるけれど、私は、自分の人生の中に運動がある人が羨ましくてならない。
どうにかスポーツが、自然に自分の生活の中に取り入れて、楽しめるものに、そうサラリとやりたい、と思えるものにならないものだろうか?と思う。
Kくんのお誘いは、この先、私の日常に、どんな影響を与えてくれるのだろうか?
そして、Kくんたちの素敵なところは、自分たちは結構勉強ができるのだけれど、後輩に気軽にわからないところを教えてあげる気持ちのある人たちだということである。そんな彼らを下級生たちも慕っている。嬉しい話。