仕事柄、学生時代を振り返る機会が多い私・・・。
最近、どうも高校時代や大学時代、そして新卒で勤めた学校のことを思い出すことが多いなあ、と思いもし、実際、職場の先輩方の姿など、その背中を追いかけていたような時代のことがよく脳裏に浮かぶ。
子育てしている頃など、目の前のことに必死で、なかなかそこまで具体的に思い出すことが少なかったにもかかわらず、最近頓に思い出すことが多くなってきた。
自分が学生時代を過ごしたのとは違う土地で教育活動をしているからかもしれない。
それから、勉強することと、生きる姿勢など、どこがバランスが一番いいか、しあわせについて、友人と話すことも多く、自ずと学生時代と思うことが多くなった。
高校受験を控えた生徒からの質問も多いので、どうしても高校時代を見つめ直す、ということにもなっているのだろう。
外からどう思われていたのかは知る由もないが、どこかおっとりしたイメージで語られがちだったので、わからないけれど、本人から言わせると、結構自分を厳しいところに追い込む癖があった。
性格とは全く違う努力をしていることも多かった。
どちらかと言えば内向的だったのに、教師になるにはこれではいけない、ひいては社会に出るのに、このままではいけない、と思っていた節がある。
若い世代と一緒にいるので、どうも気だけ若い気がしてならない。
もっと言うなら幼いところもあるのだろう。指摘もされるから。
高校時代にもっと学んでおいたら良かった、というある筋のお師匠様のお言葉があったが、私の場合、仕事柄、かつてのやり残した勉強を今、させていただくことが多く、ありがたいやら、なんであんなに大ごとにしてたのか?と疑問に思うことも多い。
日本史も、最近指導していて、ああ、こういうことだったのか!?流れ的にはこうなるのか・・・!?ということの連続である。
国語は、一生かけて追及していたかなければならない。
なんとか、一生続く勉強をしてもらえないだろうか?
今、勉強を楽しいと思ってもらえないだろうか?
そんなことを考えていると、あれこれ思い出すことが多い。
勉強法も進んだと思う。
大学受験もテクニックで語られることも多くなった。
それでも、洞察力を培うような、その場限りではない、本当の勉強の在り方を伝えたいと思っている。
そうして、毎日あれこれ考えているのである。