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休暇の水曜日と家庭訪問

今日は休暇。
毎年、受験期でもうどうしようもないところまで行くまでは、週に一回はお休みをいただくようにしている。
とは言っても、だいたいどこかでそのお休みはどこかに行くのであるけれども・・・。

お休みだから、あれこれしようと思うけれども、正直、仕事をしているときの方が能率がいい。
明日はお休みだから、とちょっとばかり夜更かししたりして(最近、これは常習化している。)、結局一日を有効活用できていないような気がしていた。
最近雨が多いし、大物の洗濯をして、外に干す、ということもなかなかできず、ちょっと欲求不満気味である。

そんなとき、ああ、そうだ!と家庭訪問に行くことにした。
ずっとお会いしたかったのである。
家庭訪問だなんて言っているけれど、助けていただいているのはいつも私の方である。
元気を差し上げるために行っているのではなくて、私が元気をいただいているのである。

朝から、ちょっとしっくりこないことがあって(仕事ではない。仕事なら、なんで、と書くだろう。)、どんよりしていた気持ち。
指導すれば何とかなるのだけれど、今日は指導はないのである。

いつも通り、あれこれお話しする。
その方は妹と同じ年。
何となく不思議な気がする。

そこで、言ってくださったのは、櫻井先生、誰とでも本音で付き合ってくださるから、とのことだった。
そうそう、きれいごと好きだしね!

どんなことでも、何かがあって、その出来事や、誰かの言動をどう解釈するかは、勝手である。
私は、すぐきれいごとにしようとする。
想いがないより、ある方に。
それに、自分のためになることだしね・・・、などと。
言ってくださっている、というように。
そうして、私がどうのこうの言うよりも、その人その人の生き方って、その人の大事な場面で出てくる、ということを、受験で?あるいは演奏で?経験的に知っている。

それに、だいたい表面的な付き合いが多いのに、先生、本気で付き合ってくださるから、と言ってくださった。
本音で、本気で、ずいぶんと疲れる生き方のようであるけれど・・・。
そんなに疲れている様子はない・・・?
いつも元気と言われてしまう。

私は、ずいぶん得していると思う。
あちこちで私に得をさせようとしてくださる方がいらっしゃるし、ちょっとした不手際を自分から自己申告してくださったりもする。
要するに、こいつが言ってるより悪い状況ではないだろう・・・、という信頼だけはあるのだと思う。
バカ正直だから。(笑)
そんな私でも、さすがに誰かと、逃げ道のない話をすることになると疲れる。
どちらも降りないような。

昔、まだ下っ端の頃、職員会議で、よく紛糾していたのに、なぜか私が話すと受け入れられてびっくりすることが多かった。
むしろ、もっと言っても良かったのに、と言ってくださった先輩もいらした。

とりあえず行動、と思っていたのだと思う。

コロナはまだまだ落ち着かない。
私は教育の世界にいる人間である。
どうか、このコロナによる社会の変化が、もしかしたら、元に戻るのかもしれないし、全く変化するのかもしれないけれど、それでも、子どもたちの教育の中で、何かいいものをもたらしたり、私たち教育に当たる人間に、何か素敵な気づきをもたらしてくれるものでありますように・・・、と願っている。

教科指導が、それぞれのレベル別に細分化されるのもいいだろうし、オンラインと対面のそれぞれの利点がうまく使えるようになるのもいいかもしれない。
けど、今のところ、元からのチェリーの塾生は、なんとか教室にたどり着こうと、昨年同様、教室に通ってくれている。
遠方から通っている生徒の通学距離を考えると気が遠くなることもある。

時折、車でどこかへ行くとき、今来てくれている生徒さんや、かつて来てくれていた生徒さんが、ああ、こんな距離を通ってくれていたのだなあ、としみじみ思わされることがある。

チェリーは、コロナを待つまでもなく、その前から、方向性を探ってきた。
どうしたら、私が一番役に立てる?
どういう在り方が、皆さんのためになる?
そのために勉強に出掛けた。
最近は、出張できなくなってしまったけれど、結構あちこち出掛けていたものだった。

飛行機に乗ったときは、いつでも空の青さと雲の白さと、その変化にいつも見とれていたものだった。

実は、チェリーについては、保護者の方からもご意見が出たりする。

大学受験生の勉強スケジュールの微調整と同様、チェリー自体の在り方も、微調整の連続である。

今年取り組んでいるのは、定期考査の模試である。
一つ一つの単元はそれぞれよく理解しているのに、それを通して、シャッフルして出題されると、できないお子さんがいらっしゃる。
昔は一つの考査に、平均4つ。多いときには7つテストを作っていた。
だから、テストを作成するのは好きである。

テスト作成、と言うと、今でもワクワクするし、問題を作っている間に、だんだん面白くなってきて、ときどき面白い問題を入れてみたくなったりする。
そして、ちょっと難し目に作りたくなるのが、人情と言えば言える。(笑)
そこを、ぐっと我慢して、程よい程度に作るようにする。

学校の先生方のお気持ちがわかる。

実は、中学校や高校に、私はファンの先生がいらっしゃる。
こんな出題されるのだったら、富山県の国語かって、すごいよなあ・・・。
とか、あの中学校の〇先生の出題好きだなあ、とか。

実は熱烈に大好きな先生(の出題)がある。
もう、そのお茶目なセンスは、私を笑わせずにはいられない。
いつも考査が終わるや否や、
〇先生のテスト見せて!

と生徒にお願いしているのである。(笑)

さてさて、今度の中間考査やいかに・・・?

公開:2021/05/26 最終更新:2021/05/26
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