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先日から喝を入れてばかりの私です。トホホ。と言いつつ仕事ですから。

先日から、この姿勢では伸びないな、というか、このままでは効率が悪いな、と思ったことがいくつかあって、私は、あまりそういうことをしたくない方ではありながら(指示したり、人の境界線に入っていく、ということがあまり好きではない。)、それも仕事のうち、と心に決め、結構厳しいことを言った。
それも数人。

大学受験だけがメインの仕事の時(つまりは予備校勤務のときなど。)は、だいたい11月頃にバシッと、それこそ生徒が泣くまでにバシッというときがある。
だいたい、11月になると、先が見えてくる。
待って、本人の力を信じて指導していても、そろそろ限界。
もう言わなければならない。

ということで、今年もちょうど3人だった。
ということに今気づいた。

受験生だけど、成績はいい。
でも、ここで言っておかないと、最後まで伸び続けていくことができるかどうか不安になった。
1人はまだ受験生ではない。が、ここで言わないと、落ちるかもしれない。
上がることがないかもしれないな、と思って、思い切って話した。

結構何度かに分けて懇々と諭した。
こういう時に、中途半端に叱っては意味がない。
私の方に信念があるところを見せなければならないので、注意した次の日にはケロッとしていたい私ではあるが、結構しつこく、指導にして3回以上、態度が改まるまで言った。
学校で言うと、指導を入れた、ということになる。

一方、私は学校現場であれ、塾であれ、教育は究極のサービス業だと思っている。
でも、私の場合、サービス業の捉え方がちょっと違う。
サービス業だから、いい気分になって、なんとか長く通っていただく・・・、ということも大事かもしれないけれど、それに私はあまり人を嫌な気持ちにさせたくない、というのが基本にある。友達なら、それを指摘するほどの親切心は起こらない。

サービス業のサービス業たるゆえんは、やはり、クライアントの目標に近づけることだと思う。
ただ、楽してその目標達成することはないので、その方向に行ったら目標達成できませんよ、とか、その姿勢だと伸びにくいですよ、というのをきちんと伝えて、少々厳しかろうと、きちんとお話しするのが本当のサービスというものだと思っている。
ましてや、チェリーに通っておられる保護者の方々は、少々私が厳しいことを言っても、わかってくださる方々だし、何だったら、もっと言ってください・・・、とも言っていただく。
でも、理解できなさそうなときは、あらかじめご相談して、指導します、ということもお話ししておいたり、許可をいただいて、私にしばらくこの件預けていただけますか・・・?とお伺いして、経過を見て行くこともする。

予備校勤務の頃は、ほぼ完璧に、喝を入れたら、生徒に生気が戻り、その後ものすごく伸びたものだった。
予備校だと、まず親御さんとではなくて、大人な予備校生相手なので、人間同士、こちらの思いが響けば、まずわかってくれるし、そうした方がいいな、と思ってもらえる。
また、奇跡的な合格や、なんとか大学に行ってもらった、ということも本当に多かった。

その年の受験によって、指導の仕方は変わってくる。
でも、ちゃんとやるべきことを妥協なくやった、と思えた年は、仕事をしっかりやった、と思えるのである。
どこかで見逃してしまい、思うような結果にならなかったときほど、後悔してしまうものだ。
あのとき、私が妥協したのだなあ・・・、と。
できるだけ無用な公開をしなくて済むように、その都度その都度、気づいたことを大事にして、しっかり指導していきたい。

公開:2022/11/27 最終更新:2022/11/27
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