共通テストが終わって、私大を受験し、国公立二次試験に向かっている我ら。
毎日早めに教室を開け、できる指導は始めています。
今年はコッテコテの私立文系(夏に文転させた生徒もいる。)と、コッテコテの国公立理系に分かれています。
ということは、私の超絶専門科目は指導しつつ、理系科目も私が教えています。
2学期の後半から、いえ、もっと言うと冬休みから物理を本格的に教え始め、私など習っていない分野もあるのですが、物理の予備校の先生のテキストを読むと、そこは読解力で読み解くとわかって来るからあら不思議!
ということで、みんなに呆れられつつ、でも、理系の物理の点数は、私の指導で30点上がるという面白さです。
なんでここまで理論がわからず公式使っていたのよー!
と言いながら、そんなことを言われながら、着いて来てくれている彼らは十分にいい子たちです。
もう共通テスト前から、焦ってイライラしている様子も見せながら、反省もしつつ彼らは毎日頑張っています。
どうしたって第一志望への愛を語りつつ、焦りも見せながら、それでもコツコツ努力している生徒は、共通テストのテンスから、私大オンリーではなく、国公立二次試験も受験することになりましたが、彼の言では、
絶対に○○大学に行きたいです!
と言って、毎日最も嫌だと思っている英語をコツコツコツコツと解いています。
この彼は、なかなかに理屈屋さんでした。
ちょっと変わったタイプだと思われていたところもあります。
それなのに、もうかなり前から、1階で勉強していて、2階のウォーター・サーバーで飲み物を取ってくる時には、
何か入れましょうか?
と聞いてくれるようになりました。ありがたい。
私のことも、大変だと思って思い遣ってくれたり、雪かきしましょうか?と言ってくれたり。
ある日、
先生に弁償しなきゃ。あのスコップ、いくらですか?僕、壊しちゃったんですよ・・・。
と言うので、
壊したってことは、雪かきしてくれたってこと?
と言うと、
ハイ・・・。
そんなの、あなたが雪かきをしようと思ってくれたことがとんでもなく嬉しい。弁償だなんて・・・。
と嬉しくなって叫んでしまいました。
受験を通して、自分の心と闘うということを十分に学んでくれています。
誰だって、焦ってイライラするのは当たり前。
でも、それを周りに出して、表現していいことなどありません。
後で自分がよりイライラすることはわかっていますから。
受験は受験です。
でも、あくまでも自分との闘いです。
判定も倍率もあります。
でも戦略より大事なのは、自分との闘いです。
必要なことはしっかりやっていれば気づきます。
意外に講師が気付くこともあります。
しばらく熱い闘いの日々が続きます。