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冬期講習2日目です!とんでもなく集中している私です。いや生徒も。(笑)

今日は冬期講習2日目。
実は、高2生から、今年しかないので・・・、とクリスマスを楽しみたい方々の意見があり、潔く24日は夜は18時閉校、という開校以来したことのない措置を取りました。
クリスマス・イブの土曜日をご家族で、あるいは気の置けない仲間で過ごしたい、という気持ちもわからなくはないし、私だってそうしたい気持ちもなくはなかったわけでもありません。けど自分の都合では言えないし。
そこで、今年は開校以来初めてのクリスマス・イブが土曜日になった日だし、私は潔く夜は時間割を空けました。
そして私も家に帰ることにしました。ゆっくりクリスマス。イブを過ごすもいいことです。

それなのに、昨日から指導が始まっている中三生の中には、友達がデートしている・・・。
と言い出す子もいて、この、受験に必死モードの中でそれを言う意味は何なのだろうか・・・?と思ってしまいました。
今日もクリスマスのせいで、お出かけ組がいて、あらかじめ今日は、○○な理由で・・・、と聞いていたり、また時間割に合わせて予定を立ててもらっていたので良かったと思っています。
何かしたいことがあるのに、気にしながら勉強するのであれば、いっそ潔くお休みにする、というのもアリです。

とはいうものの、私が時間割を組めたのは数日前。
そして、皆様へのお知らせや受講料なども含めて、あれこれ考え合わせて(だいたい保護者の方々には事前に了解は取っておくのですが。)、すべての実務を終えたのが今日でした。
ただ、少しだけお休みの時間も取っておいた私は、結構実務にのめり込み、気がついたら、今日がクリスマスであることはおろか、日曜日であることもすっかり忘れていました。
お手紙と封筒の準備をすべて終えて、私は達成感に包まれていました。

と言いながら、大学受験英語の指導では、思わずパシッと注意しているところなど、気持ちは本格的に指導へと向かっています。
なぜか、生徒の気持ちを気遣うよりも、勢いの方が勝っている感じの自分がいます。
今年の生徒たちは、なにかに自分でやっていく、という姿勢が出来上がっているように思います。
そうそう生活指導的な、姿勢を問題にしなければならないような、そういう場面が少ないようです。

これが姿勢から気にしなければならない年だと、私も昨日の夜をお休みになどできなかっただろうと思っています。
なあんて言ってるけど、昨年は、受験の迫っている数人と一緒に、コッテコテ、あっつあつのラーメンを景気づけに食べに行っていたような気がします。
遠方から来て、夜遅くまで頑張っている生徒のために、ちょっとだけ息抜きをしていました。
今年は誰か大事な人と過ごしてくれたら、それはそれで、と思い、
今日はご馳走食べて来てね・・・。
と言っていました。
でも、出掛けるのは25日だから、明日の方が都合が良かった・・・、という子もいて、みんなの都合に合わせ切ることもなかなかできませんが。

私は、夜食事の後、大好きな薬師丸ひろ子主演の「きらきらひかる」という映画を観ました。
相方は豊川悦司。そして筒井道隆です。
江國香織の原作の映画化。
1992年頃の薬師丸ひろ子と豊川悦司が出ていて面白くないわけがないだろう、と思っていたら、やはり作品世界にのめり込みました。
イタリア語翻訳家の笑子と医師の睦月。
27歳と30歳でお見合いなんて、素敵すぎる。
この2人、お見合いの日に、それぞれ、アルコール依存症であること、同性愛者っであることを告白します。
それで結婚。
きっとどこかで、人間的に惹かれ合ったと思うのです。
睦月の、恋人の大学生の紺を筒井道隆が演じていて、2人の愛し合う場面はとても美しい。
でも、その美しさを確保するためには、誰かが傷つくのがお決まりであるように、その三角関係の中で、笑子は苦悩していきます。
夫の唯一愛する人物が自分でないのは、その理由となる人間が女性であろうと異性であろうと辛いのは変わらないのだろう、ということに初めて思いを馳せました。
最初、この作品を観るにあたって、夫がそもそも女性を愛せないのだから、そうそう苦しくもないのではないか?と考えていたのは浅はかでした。
自分がその立場になったら、それは相当に苦しいだろうと思います。
別れることを勧める両親の前で、笑子は言います。
だって、睦月は一人だもん。
彼女は、十分に睦月を愛しています。
睦月だって、異性愛者でないだけで、笑子のことを愛していると思います。
ただ、その最も美しい愛の行為もできず、愛を確かめ合う最高の手段が使えない。
それを睦月が望んでいようがいまいが、その愛情の結晶とも言える二人の子供を持つ子もできない。
紺と笑子の関係もなかなかに面白い。
嫉妬の対象とばかりは言えないこの二人の関係。
普段、嫉妬深くもなく、そうそう男女の愛情に関心をもっている方とも思っていなかった私にも、この三角関係の苦しさはわかりました。
薬師丸ひろ子が大好きだからか、その演技のピュアさからなのか、私は結構感情移入してしまっていました。
本当に睦月を愛していたのだろうな。

薬師丸ひろ子さんは、本当にかわいい。
昭和の終わりの頃のファッションに身を包んでいるためか、その華奢な感じも、どこか幼さを感じさせるのも、どこか強さと脆さを両方うまくもっているような、その感じが私は好きです。
今でも、大好きな女優さんと言われれば薬師丸ひろ子だし、カラオケでの私の十八番も、やはりひろ子ちゃんの歌なのです。
大好き!ひろ子ちゃん。
ということで、今年のイブは、ベッドに寝っ転がりながら、ひろ子ちゃんと共にあったのでした!(笑)

公開:2022/12/25 最終更新:2022/12/25
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