ブログblog

勉強の仕方が気になる子。

高校に入学して、すべての課題をすべてやりおおせることができればいいのだけれど、なかなかそうもいかないのが、現実の高校生の姿であると思う。
そこで要領の良さも必要になってくる。
こちらが言わなくても、結構適当にササッとこなすタイプもいるけれど、ちょっと大丈夫?と思ってしまうのは、全部に対して、全力で全部やろうとする生徒である。

不安になるのはわかる。
手を付けない、ということに罪悪感を抱くのもわかる。
でも、これだけはしっかりとやる、と決めて、軽重をつけるのはとても大事なことである。
でも、なかなか長い間に沁みついたやり方から抜け出すのは難しい。

それをゆっくり、納得いくまで気長く話していくことが肝要であると思っている。

かつてT高校の男子生徒に、こういうやり方だとちょっとしんどくならない?と訊いたら、
こだわりがあるんで・・・、と返された。あるあるな話である。
まだ、指導が始まったばかりの頃だったので、ご挨拶も兼ねてお母さまにお電話した。
ちょっと傷ついていないか心配でもあった。
そしたら、結構指導が楽しかったようで、その電話も嬉しかったようで、こちらの提案したやり方を実行してくれた。
そこから国語がぐんぐん上がっていた。
素直な子は伸びる。
私も人のことは言えない。
誰かの言うことをまっさらな気持ちで聞く耳をもっているか、ちょっと考えてみたい。

公開:2022/07/10 最終更新:2022/07/10
ページトップへ