動画の中の私の想い。
本音というのは、思わず知らず、ふとした時に口に出るものだなあ、と思う。
昔から親なんて、子どもがしたことを、仮に悪いことをしたとしたら、後ろから謝ってやるのが仕事だと思っていた。
(世の中の素晴らしいお子様をお持ちの方々は、お読み流しくださいませ。)。
割と自分が、親の言うように育ってきた面があったので、できるだけ子どもには、自分の人生を歩ませてやりたい、と思ってきた。
必然的に世の中に謝ることも多くなる・・・、はずであった。
娘も息子も、おそらくはそうであろうと予想はしていたけれど、一斉授業にきちんとハマるタイプではなかった。
漢字を作って書いたりするので、もちろん謝った。
自分が国語の教師であることなど、どこかにおいて、恥ずかしい想いもどこかにおいて。
それにしても、結構早くから、私より上手だな、と思ってきた。
いや、考え方が。
何度か諭されたことがある。
できの悪い親だったんだろうな。子どもたちからしたら。
どんなに一生懸命でも、伝わらなかったら、できの悪い親である。
が、先日から、なんだか私は、ふと自分の想いに気づかされることが多い。
もう遠くに置いてきたと思っていた小さかったころの子どもたちへの気持ち。
ZOOMでのセミナーを受講しながら、あるいは実家の母との電話の中で、ああ、私、めちゃくちゃ愛情あるやん!と驚いてしまうことが続いた。
いや、本人たちにとってはどうであるかはこの際、あまり問題にしたくはない。
そうではなくて、自分の想い。
自分の心の中にある愛する想い。
それこそ無償の、見返りを求めない愛。
しあわせであってくれたらいい。
できることなら、彼らを誰よりも愛する人と出会って、お互いを大事に、しあわせに生きて行ってほしい。
親のことなんて忘れてしまうくらい、しあわせならそれはそれで素敵なことで・・・。(笑)
それこそZOOMでセミナーを受講している先生は、昨年コロナで大変な時期にお父様を亡くされ、ほどなく、みんなが大変なのをわかって、まるで何事もなかったかのような顔をして、私たちにあれこれアドバイスしてくださった。
いろんな場面で、お父様が恋しそうである。
正直、まあ、ある場所に会いに行きたい、と表現されているのも聞いた(イタコさんのいらっしゃるところですね。)。
それで、お一人になられたお母さまのことを気に掛けていらっしゃる。
鋭くて、何かに厳しそうに見えるのに、優しい先生である。
私なら、
何?あんた、えらい暇やなあ。
私のこと気にする暇あったら、仕事したら?
まだ半人前のくせに!
と悪態ついているかもしれない。
だって、私は、そういう意味では負けん気が強いから。
でも、娘としての私は、少々構ってちゃんだし、年上の女性を見つけると、隙を見つけては甘えてしまうようなところがある。
お姉さん大好き、である。
男性には、ちょっと張り合ってしまうところもあるけども・・・。
パパに、ママを半分もらった、などと取り合いされていた小さいころを思い出してしまった。(笑)