卒業生と就職活動の話になって・・・。
昨日、ちょうど今就職活動に真っ最中の卒業生から連絡がありました。
ずいぶん昔になったことなのに、現在若い世代とお付き合いする仕事をさせていただいているので、学生時代も最近ではつい昨日のことのように思い出すことが多くなりました。
自分の日常生活のあれこれに必死だったもう少し若いころと違って、最近では逆に若い時代を冷静に思い起こすことが多くなっているようです。
思えば青春そのものの高校・大学時代でした。
若いなりの苦悩もたくさん抱えていたのだろうけれど、結構濃い時代だったな、と思います。
今指導していると、どれだけたくさんのことを高校の先生方から学ばせていただいてきたのだろうといつも感謝していますし、大学時代に学んだことがたくさん今に生きていることを思い、これもまたありがたく思っています。どれほど自分の人生を豊かなものにしてくれたかわかりませんから。
さて、就職活動のことですが、文学部なので、当然教員志望ということになりますが、意外に就職をしなくても・・・、という考えの人が多いのに改めてびっくりしたのを覚えています。採用試験が終わって、就職活動をしたのですが、採用試験でもう終わり、という人もいました。
私の場合、国語の教師が第一志望だったので、文学部に入ったといういきさつもあるからかもしれませんが、父にほら見ろ、とでも言われないか・・・、と思って、とりあえずは一生懸命に就職活動をしていました。
80倍ものところを受けてしまい、就職活動を始めた頃には大きな会社の幹部からは、
今からで大丈夫なんかいな・・・、大阪弁で言われて傷ついていたけれど、その面接は通過。
大阪地下鉄の御堂筋線にはよく乗るようになりました。
阪急電車に乗っていると、スーツを着たサラリーマンを普通の人だと思っていたけれど、その普通の人になるにはどれほどの努力が必要か?ということを思い知った4回生でした。
3つ内定をもらいました。教員以外にはこれと言って希望していなかったので、あれこれ受けました。
卒論と就職活動でもずいぶん鍛えてもらったと思います。
性格的に?かな?私が高校教諭になると思ってはおられなかったのか、ゼミの先生は喜んでくださって、卒論の口頭試問の折にももう一人の先生にそのお話を振ってくださいました。
まあ、頑張れば・・・、という感じだったのだと思います。
ちょうど31年前の今日、結婚式には先輩方がたくさん楽器を持って来てくださいましたが、私が高校に勤めていることをその頃知って意外がられていた人もおられたような気がします。
努力はしても、そうそう前に出るタイプでもなかったし、結婚が決まっていたので、えらい長かったなあ・・・、と先輩の先輩はおっしゃっているくらい、どうも私を主婦にしたがる人が多かったようでした。
なかなかに厳しいことも言われ、タクシーの運転手さんにはジョークで、
お嬢さん、今度NHK池に行くときは気を付けて・・・。
と言われるほど、パッとしない女子大生でしたが、とにかく毎日コツコツと前に進むことだけしていました。
そして誰よりも遅く、でも周りからは良かったね!と思ってもらえるようなところに決まって、私はそれからの教訓を得ました。
コツコツ努力していたらいいことあるさ!
これは定員割れで高校に入ったこともそうでしたし、大学受験もそうでした。
とにかく牡牛座A型。
努力だけはするときはします。(笑)
最終決戦を決めるのは粘り強さです!