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受験というのは毎日のコツコツした努力の集大成だから。

県立入試まであと10日を切った。
それにしても受験生たちは、焦る様子を見せることなく、毎日コツコツと努力を重ねていて、感心である。
昨日は国公立二次試験の前期試験であったが、まだまだ大学受験指導は続く。

受験というのは期限があり、それまでに教科について、一定の中身を習得し、定着させなければならない。
でも、この時期は、1点、2点を追い上げる時期である。
ミスをなくし、抜けを見つけ、理解があやふやなところをしっかりと理解し、記憶がしっかりしていないところはもう一度覚え直す。その繰り返し。
自分との闘い。
止めたくなることもあるだろうし、休みたくなることもあるだろう。
体調を崩したら仕方ないとしても、ちょっとホッとしたくて休みたくなりそうなものなのに誰も勉強を休んだりしない。

みんなで、自分一人で、どちらもアリで、協力し合いながら前に進んでいる。
その様子が頼もしい。

1人、私と同じ、ジョブズタイプ?と思われる生徒がいる。
彼は今、受験勉強の合間に、ジョブズの伝記を読んでいる。
その彼を理解し、よりよい指導をしようと、読み始めた面もあった。
型にはめるとうまく行かないタイプである。
その彼について、お母さまと、直前にめちゃくちゃ頑張るタイプではないか?と話していたけれど、案の定、今ごろになってとんでもなく頑張っている。
コツコツ努力を積み重ねる子も、自分が頑張るときを知っていて、それまでは、のんびり構えているのに、いざ、というときには最大限の力を出して努力をする子もいる。
自分のタイプに当てはめていいわけではなくて、その子その子に合わせて行かなくてはいけない。
また、より立派な自分であろう、とする子もいるけれど、立派も大事だけれど、とりあえず実質的な点数をたたき出さなければならないのが受験である。
私は、直前になったら、焦ってしまいそうである。
でも、長じるにつれて、焦りそうな自分共闘うことができて、なんとか平常心を保つことができるようになってきた。
これも仕事のおかげである。
そして、受験勉強のおかげでもある。
原稿を書くということもありがたい修養になったと思っている。

それぞれのタイプに合わせて、でも、それぞれに周りを気にするより、自分の手元の、自分のやるべきことがお留守にならないように、今に集中するよう声を掛けている。

公開:2023/02/26 最終更新:2023/02/26
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