塾を選ぶときに、大事なことーお子さんの性質や特性
朝イチ、先週配信されたPod Castをお聴きしていた。
しばらく仕事から遠ざかっていたので、少しばかりビジネスマン的なことをしようと思い立ったわけである。
このPod Castは、朝食を作りながら聴いていることが多い。
教師としてばかりで、およそ経営者になり切れていない私が、せめて少しは経営者的な視点をもたなければ・・・、ということで勉強するつもりで聴いているのである。
その中で、珍しく、ある塾の話をされていた。
チェリーとはある意味、正反対の性質の塾についてであった。
この人、私になら全く違うことをおっしゃるのだろうな、と思っていた。
それをしてしまったら、私の教室ではなくなる・・・、というところの話であった。
実際、私になら、そんなことはおっしゃらない。真逆なことをおっしゃるにきまっているから。(笑)
それを冷静に聴いているのは、同じ塾というカテゴリーに入る仕事であっても、その内容も、集まる生徒さんの性質も、時には目的すら違うからである。また、そちらの行っておられることを同じようにやってみようとも思っていない。
チェリーでも行っていたことを言葉にしてみたら、こうなるのか・・・、という一面もあるし、その塾からの移籍組もいて、めでたく今年、大学に合格したといういきさつもあり、ああ、やはり自分に合った塾で勉強するということは大切なことなのだな、と思った。
合わなければ、違う塾にお世話になるのもいいし、逆によそから転塾して来られることも多い。
塾に通うのは初めてです、という生徒さんもおられる。
チェリーには、ある意味すべてがある。
あまり声を掛けてほしくはなくて、教科指導だけ、ということも成り立たないわけではない。
私はもともと大学受験指導で、予備校勤務の折には、あまりあれこれと言わず、教科だけのお付き合いな面もあった。
かと言えば、先生が目の前にいてくれたら、勉強が捗るんです、というわけで、ほとんど質問もしないのに、成績が上がっている生徒さんもおられる。そういう性質の学年もある。
カンカンに個別指導をして、その子とがっつりお付き合いして、その生徒さんの良いところを見つめていくことで、その生徒さん自身のもっている力を引き出す、ということもする。
人数が多い学年で、それができる場合には、広い教室に移って、集団指導に切り替えることもある。
その年、その年のその学年の状況によって、ありとあらゆることをしている。
スケジュールを組むこともあれば、参考書を一緒に見てくることもある。
お仕着せで、私が注文したものを使ってもらうこともあれば、ご本人のやりたいものを使ってみることもある。
まずは親御さんから落ち着いていただいた方が効率的だな、と思う場合は、そうそう教科指導に力を入れてばかりではなく、親御さんと面談したり、生徒さんとあれこれお話をすることから始めることもある。
だから、毎年生徒さんのカラーも指導方法も変わる。
ただ、一つ言える。
その生徒さんに、合った教室に通ってほしいと。
そして、納得して通ってほしいものだと思う。