当然のように、中学生の期末考査対策講座と、大学受験指導。
今日の祝日は、当然のように期末考査対策授業がずっと続いています。
今日は中三は国語を重点的に行いました。
大好きな、和歌集についての解説。
万葉集、古今集、新古今和歌集・・・。
どれをとっても特徴的で、かつて宮中で行われた歌合せの話もしました。
試験前に、そんな話どうでもいい・・・、となるのかと思ったら・・・。
結構面白がって聞いてくれました。
事柄だけで国語の点数を取るのは難しいと思います。
きちんと味わう気持ちがなければ・・・。
人の心がわからなければ・・・。
学校のワークをチェックしてみて、びっくりしました。
多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの子のここだ愛しき 東歌
これは私が生まれたばかりの娘を抱いていて、不意に、「悲し」と「愛し」の語源が同じである理由を悟った、という出会いの歌でもあります。
玉の緒よ絶えねば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王
この激しい恋の歌。この歌を点数とるだけのものにするなんてもったいない!
命よ!なくなるならなくなればいい。私の恋心をしのぶ気持ちが弱ってはいけないから・・・。
どれほど激しい恋だろう?
それ以前に、意味が分かっていないからか、玉の緒よ/絶えなば/絶えねながら/へば忍ることの/弱りもぞする
どうしたら、こんな切り方ができるのか?という区切りをしていた生徒がいて、唖然・・・。
教科書とワークを見てみなければ、その子の勉強の仕方や、理解の仕方がわからないものだ・・・、と反省させられた一件でした。
このあたり、実は大学受験で必要な要素満載です。
この間、教えたよなあ・・・、と先輩たちに話したことも思い出して・・・。
公開:2021/11/23 最終更新:2021/11/23