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志望校の上方修正ー大学受験において。

点数とか、その場でのできとかは、必ずしも当日につながるものばかりではないので、細かい数字や、状態については、あまり書くのは適切ではないと思われるけれど、教師として接していて、また、指導していて、ああ、伸びている、と実感することは有ります。
常識では語れない程度に・・・。
そして、そういうとき、ふと言葉にした大学名を、生徒は、しっかりと覚えていて、ときに知らぬ間に受験していて、合格してくるということがあります。
逆に、偏差値や模試の結果というものの怖さで、成績が出ているのに・・・、ということもあります。

この一年、本当に伸びたなあ、と思われる生徒さんがいます。
先日、あ、この子、○○大学のカラーだな、と思ったのです。
そういうときの私の勘は当たるのです。
仮にまだ学力が届いていなくても、あ、入るな、と思う瞬間もあれば、浪人する気がしない、という場合もあれば、逆に安心できない、と思わされることもあります。

それこそは、対面で、人間同士のあり通いがあります。
長年の勘で、あ、これは!というときがあります。
そういう時は、あ、この問題、出題される、と確信めいて思うときもあります。
そういうことが今までに何度あったことかしれません。
ただ、それは、ご本人の受験への誠実な努力があってのことです。
ご本人や親御さんの真剣さに、私たち講師はまるで配置されるかのように、その場にいて、まるで、何かの天啓のようにひらめくことがあります。

合格する前から、合格するつもりになっているのは、最も怖い。
最後まで、何かに頭を下げるかのような謙虚さが必要です。
足りないところを埋めていく作業は最後まで続きます。
最後の最後まで粘って勉強すること。
結果は大事だし、結果を目指しているのだけれど、結果に捉われるとまた、身動きできなくなるのもまた真実で、その辺のことをお伝えしながら、日々指導させていただいています。
その子その子に合わせて。

実力とは、本番に力を発揮できてこそのものですから。
本番で、いつもの力が発揮できるような自分になってほしいと思っています。

公開:2021/12/27 最終更新:2021/12/27
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