成績を上げるために最も早い、そして速い方法
今年は2人、心理学方面へと大学進学した。
そのうちのお1人は、大学進学に向けてのTOEICの受験を控えての英語の勉強に通ってくれている。
彼女は、これから心理学を学んで、そちらの方面で活躍したいと思っておられる。
そんな彼女と話していた。
親御さんが変わられると、成績上がるの、速いよねー!
特に高校受験の生徒さんについて話していたら、即座に、
それはそうですよね!
と納得しておられた。
極端な場合かもしれないけれど、例えば、高校受験で、
さて、ギリギリの成績でどうする?
あるいは、かなり危ない受験になるけどどうする?という場合、親子で話し合いをして、方向性をきっちり決めることができれば、かなりの場合、合格するものだという経験をいくつかしてきた。
良くないのは、意外に出願状況を見て、それから・・・、というように、条件から先に決めることである。
条件から、というのは、自分の努力を最小限にする、と決めているようなもので、意外に、出願してからの3週間ほどの間、危ないから精一杯頑張ろう!と決意して受験する場合には、かなり危ない入試でも、合格してくるものである。
逆に、いつまでもどちらがいいか・・・?と思い悩み、出願してからも悩んでいたり、安全圏の高校に出願してしまって、安心して、気を抜いてしまって、それで不合格になる、という場合もいくつか見てきた。
そういうときは、最後は、ご本人の気持ちも大切であるけれど、親御さんのサポートとして、とにかく話し合っていただきたいと思う。
ご家族全員のお気持ちが一致して、ご本人も頑張る気になって、親御さんも温かく見守る気になったときには、それは強い。
ついつい親御さんもご心配だから、
大丈夫?と言ってしまいがちだし、文句の一つも言いたくなることもあると思う。
でも、だいたいにおいてご本人が一番揺れているはずであるから、そのご本人に心配な気持ちをぶつけても、より良いことにはならない。
それなら、一緒に大変な場を乗り越える、という方向で見守るほうが気が利いていると思う。
そういう一般的なことよりも、もう少しこじれている場合は、私たちがそのこじれた部分をとき解₍ほど₎いていく。
チェリーでは、親子関係のもつれも、解消させていただいている。
誰かに、お家のことを話すのは勇気のいることだし、そんなことは必要ないと思われるかもしれない。
けれど、受験では、いかにオープンに話せるか?ということがキーになってくる。
それはお子様がいかにオープンに自分の勉強について、指導者やお友達と話して、質問したり、教え合ったり、ということも含まれるけれど、お子様の精神状態が、落ち着いたものであれば、勉強は捗る。
親御さんも勇気を出して、誰かの助けを求めてくださったときに、私たちもできることはたくさんある。
助け・・・、というと大げさだけれど、今一度、誰かの意見を聴いてみる、というのは良いことだ、ということである。
特に進学校に進んだ場合、自分の殻にこもってしまうと、良くない。
今まで、自分でできてきたから・・・、と言っても、できてきた人たちの集まりの中で、自分だけ復習する時間をたくさん持っているわけではないから、だから、誰かの手を借りて、早いうちに対応する、というのがいい方法だと思う。
高校の勉強は、しっかりやらないといけない。
しかし、真面目過ぎてはもっといけない。
誰かのアドバイス、あるいは、一緒に走ってくれる人がいた方がいいと思う。
それぞれに合った場所があると思う。
私は、一方で、カウンセリング的なこともするけれど、最難関を目指した勉強も大好きである。
どちらもできるし、どちらもやりたい。
一年間、共に頑張る予備校部の指導は、特に面白い。
コーチングあり、カウンセリングあり、そして、何より指導があるから。