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指導をしていて嬉しかったこと。

昨日、中学生の女の子の数学を見ていた。

外心について説明するときに、三角形の外心は、三角形の外接円の中心であることを説明しようとしていて、ふいに「三角形の半径が・・・。」と言ってしまった。
付き合いの長い高校生だったりすると、「はは~ん。先生の言ってることは・・・。」とスルーされるであるところなのであろうけれど、実際に、その場にいた男子は、「先生のおっしゃりたいこと、わかります。」と言っていた。

まだ、習い始めたところの彼女、しかも、その意味を学校では解説されていないらしく、「今、先生が『三角形の半径』って・・・。」と言ってくれて、それもはっきり言ってくれて、私は嬉しかったのである。

言葉少なな彼女ではあるけれど、最近、わからないことを、はっきりとわからないと表現してくれるようになってくれて、助かっている。
何気に、国語なら、解説できたのかもしれないところ・・・。
数学は、わかり切っている、で終わっていないか、反省した。
国語なら、言葉の意味を拾う。
この言葉の意味、知ってる?と聞いていたかもしれないのである。

意外に自分が、数学はわかり切ったこととして、解説してしまいがちだということに気づいた。
それに、地元の中学に通っている男子なら、「先生、外心て何けー?わからん!」とはっきり言っていただろうことである。
昨日、そんなことがとても嬉しかった。

日々発見があり、改善ができるから成長もできる。
そんな些細な発見がとても嬉しい。

公開:2020/09/18 最終更新:2020/09/21
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