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昨日の敵は今日の友-意外にいいやつになることも・・・。教科も然り。(笑)

人間関係的には結構しょっちゅうあることだけど、関係性が変化することって、特に私のように若い人を相手にしていて、その成長速度が速い世代とお付き合いしているので、その度合いは大きいだろうと思う。

でも、教科だって、そうじゃない?と思っている。

今日は、春には、結構やり合っていたかもしれない若者にご協力いただいた。
こちらがお願いするようなことになって、まあ、胸を借りた、ということになるのではないか?と思っている。

誰かと対立関係とまではいかなくても、ちょっと緊張の走る関係のとき、ちょっとしたことでその緊張がほぐれた関係へと移行することがある。
まあ、付き合っている時間、というのが大きいのではないか?と思う。

今、教育実習のために帰省していた卒業生が、教室のあちこちで活躍してくれている。
そんな彼女は今、お料理にハマっているらしいし、リケジョであって、教室の片づけをお願いしたら、ササーッと取り組んでくれた。
理系へのやっかみ半分、

理系のわりに、片付けも上手だなんて・・・。

と言ったら、文学部志望の生徒に、

すっごい偏見!と笑われた。

たしかに・・・。

うちに帰って考えたら、分析できる分、片付けがうまい、と言うのもあり得るなあ・・・、などとまだ、こだわっていた。

そんな笑い話のような話はさておき、彼女は今、お料理にハマっている。
今日など、お買い物のお話から始まって、小分けするのが好き、みたいな話など、あれこれ話していた。

一方、私は、お魚一本を捌くことに心が傾いており、とうとうその筋の道具を買った。

家事ができると仕事に良い影響が出ることがわかったからである。

家事は半分趣味みたいなところがある。

お魚の切り身を買ってくる時の、ちょっと中途半端な感じったらないのである。
調理します、というお魚屋さんの前に行くと、私はなんとも複雑な気持ちになるのである。
もったいない。
この捌いてもらうの、もったいない。

スーパーで捌いていただくときの気持ちがそうである。
まだ、個人のお店で、自分で、○○にするので、○○用・・・、と言えるときにはその気持ちは幾分薄らぐ。

人がどうされていてもいい。
感覚的なものである。

彼女の話を聞いていて、思い出した。
母は、お魚を捌くのが嫌いである。これは実家の母。
富山では捌くの嫌い、と言ってられないくらい、魚がおいしい、かな?
私の周りではそれこそぶりやらふくらぎなどを捌かれるのを見てきたので、いつの頃からか、魚を捌くことが特別なことではなくなった。
だから、誰かが魚を捌く、なんて聞いたら、羨ましくてたまらなくなる。

それで、魚を捌くときの道具についてその道の専門家にお聞きして、
安いので大丈夫、とお聞きしたので、2本、用意した。

もう、ほぼほぼ20年ほど思いながら買えなかった包丁を買った。ネットで。
砥ぎ石と、ちょっと大きめのまな板も。

今までだって出刃包丁で捌いてきたけど、正直本格的に買うのは初めてである。

これで楽しめるのなら、そして、お得に一本魚を買ってきて、楽しめるのなら、結構お得、という値段だった。

でも、昔、おばあちゃんが仲良くしていたお魚屋さんがいらしたけれど、そんな仕事、したくない、と思ったくらい、お魚を捌く場所も、においも好きではなかった。食べるのは大好きだったくせに・・・。

まだ同居していたお嫁入り前の叔母には、魚が好きなので、いつも魚の匂いをさせている私は、

こいつ猫みたい・・・。

と口悪くからかわれていたらしい。

好きではなかったお魚の調理。
いつの間にか大好きになっている。

これはお料理だけれど、勉強だってそうだ。

高校時代付き合っていた、同じ文学部に進んだ彼は、

自分、絶対哲学には向いてないから、と般教(一般教養)で、哲学取ることも、哲学に進むことも止められた。
それなのに、最近では、結構どっぷり浸かってるではないか・・・?

パソコンだって、全くの素人だった。
スマホに替えたときには、誰より周りの生徒たちが驚いた。
7年前の今頃、私はHPを一生懸命作った直後だった。
プロの人にふつう一週間ではできません、と言われながら、やってみよっかなー!と思ったら、ハマってしまった。
下手でも何でもやってみることが大切だ。

要するに、そんなもんなんだろうと思う。
やってみることが大切。

一歩踏み出して、粘り強くやれば、だいたいのことはなんとかなる。

でも、卒業生の彼女が言っていたように、基本は大切。
お料理教室に通いたいらしい。

たしかに基本がわかれば、時短にもつながる。

勉強もわからなければ、誰かの力をちょっと借りてみる。
そうすれば自分の勉強にも拍車がかかるし、能率もよくなる。

公開:2021/06/11 最終更新:2021/06/11
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