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毎日コツコツ努力することでしか、成果は出ない。

ある高校に行けば、あるいは、ある大学に行けば、何かいいことがある・・・、と思ってはいませんか?
そんな簡単なことはなくて、高校に入学したら、その高校での努力をしなければ、そして、大学に入学したら、その中でしかるべき努力をしなければ、その先、何もいいことはない、ということは知っておかなければならないと思います。

努力をするために受験勉強をしているわけで、その努力をすることをあまりに普通のことにするために、努力をしているのだと思うのです。
同じ高校出身でも、同じ大学出身でも、人生に差が出てくるのは、そのあたりのところからだと思うのです。
何かの資格を取れば勉強が終わったり、合格したらその後何もしなくても大丈夫、などということはないと思います。

自然と努力を続けられるような、そんな勉強をしてほしいと思います。
一般に楽しいとされることをするためにではなく、勉強そのものが楽しくなるように、勉強することが自然なことになるように今の勉強をしてもらえることを願っています。

自分の高校や大学のレベルを、努力しない言い訳にしない、ということです。
年齢もそうです。
言い訳をしない人にこそ未来は開けるもので、80歳を過ぎてからアプリを開発してグーグル本社に呼ばれた高齢のご婦人もおられますが、その方は、長らく銀行員をされていて、高卒でありながら、管理職登用試験を受験され、その時も、女性であることの不利な条件も乗り越えて、人事の人から教材を借りて(このあたり、人徳もあると思うのですが。)、自分に課せられたことを乗り越えて行かれます。
よく、女性だから、○○だった、と不利な条件を並べ立てることもできるし、そのことに戦い抜いてきた世代でもあると思ってはいますが、その方に言わせれれば、ガラスの天井だと思っていたら、意外にそれはプラスチックのように軽かった、という表現をされています。
もちろん、今流行りの親ガチャ、という言葉があるように、かのマイケル・サンデル先生もそのことの言及されて、そのことからの意見もおありですが、そんなこと言い出したらキリがないわけで、たしかに親ガチャ、というような性質があることを、高校時代には嫌というほど知りましたが、それでも私は、毎日のコツコツとした、まるで朝ごはんを作り続けるような努力の強さを言いたいのです。
漢字一つを毎朝書き続けることができれば、簡単に一年で365個しっかりおぼえることができます。
単語を毎朝一個しっかり覚えたら、一年で365個しっかり覚えることになります。

毎日朝ごはんやお弁当、夕飯を作ることに比べれば、私は勉強の方が何倍も簡単なことに思えます。
日常生活を淡々と続けたり、人の世話をして、相手に合わせることに比べたら、勉強ほど簡単なことはないと思います。
おもしろいし、楽しいし。

ただ、その努力を続ける人が、本当に少数なのだな、ということを、私も知っています。
毎日一ミリ進むような努力をただ淡々と続けることのできる人の強さを思います。
そして、自分の教え子たちには、その強さをただただ伝えて行きたい。
そんな思いで、毎日教えさせていただいております。

公開:2022/05/11 最終更新:2022/05/11
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