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素敵なお父さん

先日、チェリーに通っている生徒さんのお友だちが、よその塾から移籍したい、ということで、見学に来てくれました。面談もしました。お話を聴いていて、「ああ、これは、今いる塾で勉強したほうがいいなあ・・・。」と思っていました。
一応、合う合わないはあるにせよ、これからまだ受験勉強は続くわけですから、以前の教室の先生が嫌な思いをされたり、お会いしたときに気まずい思いをされないように、と細心の注意を払って、でもどうしても来たかったら、私が、前の先生に筋を通そうか?などと考えていました。
かつて、勝手にクリニックを変わろうとしたとき、心ある先生が、先生とも人間関係なんだから、信頼関係を失うようなことがあってはならない、というようなことをおっしゃったことがありました。そのことが心に残っているのか、私は、誰かが自分のところにどこかから来たい、というときには、それでいいのか、本当に熟考します。戻れるなら、どうすれば戻れるのか?今、いづらいのはなぜか?ということもお聴きして、それで、どうしてもチェリー、というのであればお引き受けします。
もちろん、以前の塾に、もう、どうしても行きたくない、というのでは、仕方ありませんが・・・。

彼女の面談と見学が終わって、お迎えに来ておられた生徒さんのお父さんが、おっしゃっていました。「嬉しそうな顔しとられたから、入られるんかなあ、と思て・・・。うちの子もあの子も、みんな受かってほしいですわ・・・。先生、受験て言うのは、人生の通過点ですわ・・・。」
私は、そのお父様のお言葉をお聞きして、素敵な方だなあ、と思いました。
結構、お話もしてきた方で、私はよく叱られます・・・。
「先生、ちょっと元気がなかった、とか涙ぐんでた・・・、とかおっしゃいますけど、来年泣くんやったら、今、泣いとく方がええんです。なんぼでも泣かしてやってください!」
とのことで、お預かりしたころに比べて、お嬢様は、とっても強くなられました。(笑)
それにしても、「追い詰めないでください・・・。」と言われたことはあっても、「泣かしてもいいんです・・・。」なんて言われるなんて・・・。
そのおかげでか、どんどん成績が伸びてきているので、私も、ガンガンしごいています!

公開:2019/06/18 最終更新:2019/06/18
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