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自信と不安と責任

新学期が始まって、今年初めて、生徒さんたちの心の揺れ、みたいなものに気付きだしている・・・。
今までにはない感覚・・・。
むしろ入学を楽しみにしたり、進級してクラス替えを楽しみにしていたのを覚えているけれど、こんなに、不安というか、変わったことへのあれこれを表現されるのを聞く学年は初めてだった。

加えて、今までとは違ったご相談が相談室でもあったりして、もしかしたらお子さんの世界にも変化があるのではないか?と思えてきている。

少々嫌なことがあったり、嫌な人間関係があるのは、どこの世界でも一緒・・・。
と言い切れないような気がしてきた。
普通なら、起こりそうもないことが、新学期にまつわって起こっている場合もあるような気がする。

私の子どもたちがまだ小学生の頃、そこまで複雑でもなければ、そうそう直接的ではなかったことが、もう、感情が短絡的にどこかに出ていってしまっているような気がするのである。
数年前に書かれた評論の中で、最近は、感情をいったん身体で受け止めることがない分、「すぐに切れる」という論を読んだことがあった。耳にふたをする、胸が潰れる、頭にくる・・・などなど。
それを根拠づけるかのように、新学期の不安が、ある意味直情的に表れているのかなあ・・・、というような事案にいくつか出会った。

もしかしたら、思うようにならないことへの耐性が弱くなっているのかもしれない。
仲良しがすぐ作れるわけではない・・・。今までの状態が壊れるのが怖い・・・。
それから、もしかしたら、人を信じることができなくなっているのかもしれない・・・。
自信があればいいのだけれど・・・。
何があっても、何かあっても、乗り越えられるんだ、という安心感に基づいた自信・・・。
そんなもの、大人だって、いや、むしろ大人が持てないからこそ、彼らは自信を持てないでいるのかもしれない。

しばらく観察をしてみよう・・・。
この春、自分に自信があったら、また、自分に責任が取れたら、起こらないだろうようなことを耳にして、私は驚愕してしまった。
なんとか、不安に打ち克って、自身の人生を進めていくことのできる若者を育てていきたいものである。

それには、毎日、自分自身がしっかり物事を見つめて生きていくことが大切なことなのだけれど・・・。

もしも、何かお気づきのことがありましたら、早めにご相談ください。よろしくお願いいたします。
塾生の方ではない場合は、しあわせるーむでお聴きいたします。

公開:2019/04/12 最終更新:2019/04/12
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