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MIDORIのプルッフ

朝、教室に着いて、五嶋みどりのプルッフのバイオリン協奏曲を聴いていた。
この曲は、数年前、高三の受験期に出会った生徒に教えてもらった曲。
彼と私は、好みが似ていて、オーケストラの場合、指揮者の好みも似ていた。
サイモン・ラトル指揮の演奏がいいですよ、と教えてくれたのも彼だった。

縁はつながるもので、その後、私の教え子が彼の部下になる、という不思議なことになったりもした。
外国に行って、本場で音楽を聴いて来たりしている生徒さんだった。

一緒にクラシックのコンサートに行ったあの春のことをなぜかよく思い出す。
その春買った、かわいらしいピンクのチューリップのことも。

ついブラームスの協奏曲とごちゃごちゃになってしまったりする。
確かにその系統らしいけれど・・・。

かつて予備校の同僚に、私がいかにもブラームス好きそう・・・、と言われた。
どういう意味なんだろう・・・?と思っていたけど。
どうもそちらの系統が好きで・・・。

ベートーベン、ブラームス、プルッフ系?
チャイコフスキーのあの、なんともスラブな感じも好きだけど・・・。

私の場合、誰が好き、というのもあるけど、この曲が好き、というほうが多いかなあ。

絵画も同じ。
上村松園の「母子像」だったか、金沢の美術館で、初めて見たとき、おもわず「ほしい・・・。」と言ってしまったけれど、松園さんの絵がすべて好きか?と言われればそうでもない。
クリムトだって、ある一枚には惹かれて、自分の内面を暴かれる感じのする一枚はあるけれど、それ以外好きか?というとそうでもないかもしれない。

今年の夏期講習は、なんだか今までとちょっと違う。
昨年までは私が周りのやり方に振り回されていた。
でも、今年は私のやりたいようにやってる。
これが本当だから、というやり方。
それでいいんだ、とどこかで気付いたから。
なんで、チェリーが、ほかのところと同じにならなければならないのか?
そんなことしたら、チェリーではなくなってしまうから。
それをこそ望んでこられている方が多くなってきたし・・・。

今の私の、気分転換。
教室に来て、ピアノを少し弾くこと。
今練習している曲が、少しうまくなってきました!

公開:2019/08/09 最終更新:2019/08/09
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