とりあえずやってみることの効用-まずは走り出してみよう!
昔、勤めていた学校で、職員会議のとき、校長講話の中で話されたことが忘れられない。
どちらかというと完璧主義な傾向のある私だったから、
とにかく仕上がりを気にして、何かに身動きができなくなることが多かった。
最近は、とにかく動いてみる、行動力を評価されることが多くなった。
生徒さんを見ていても、やらないのではなくて、身動きできなくて、走りだせない、ということがあることがわかっているので、そういう時は、ほんの小さなことからやってみることをお勧めし、それを、評価する。というより、できた自分に、感謝するということを伝える。
私もそうなのだけれど、つい、一日のうちで自分がしたことを忘れてしまい、できていない、できていないと思って、意欲がなくなることもある。
どちらかというと、毎日を楽しむタイプであるとは思うのであるけれど、それでも、一日の仕事の多さに、ときに、喜びが湧いてこないこともある。
もう少し、自分が世の中でさせていただいていることの多さを思ってみたら?とはよく言われる。
私なら、思い切り自分を褒めてあげる、とも。
それを生徒さんには思い切り言っている。
少しできる自分を評価してあげて・・・、と。
そして、少しずつ少しずつ意欲が出るようにともっていく。
最初、心を開いてくれるまでは、とにかく私が言っていることをすんなりと私の言っていることを聞いてもらえるように努力する。
それができたら、次の段階。
そして、サッと気付いたことをすることの効用を伝える。
やってみればわかる。
動いてみればわかる。
鉛筆を動かし出したらわかる。
少し覚え出したらわかる。
今やっていることの効果を早急に求めるのはよくない。
むしろ、のんびり構えるくらいの方が、逆に早く効果が出るというものだ。
ちょっとせっかちなくらいに行動して、でも、効果はちょっとのんびりと、自分を信じて努力し続けるのがコツだと思う。
急ぐとよくない。
何でもすぐには結果も効果も出ないものであるから。