富山県立入試の倍率が出ました!
今日の日が来るのをどこかでドキドキして待っていたような気がします。
富山県立入試の倍率が発表されました。
定員減の高校が数校あり、そのことを受験生の中3生は気にしているようでしたが、正直、定員減になれば受験生も少なくなりがちであったりして、そうそうとんでもない倍率にはならないだろうと思っていたのですが、なかなか適正な倍率だなあ、と思いました。
確か、数年前には、2,32倍という受験があり、心配もし、そうそう安全圏の入試でもなかったのですが、なんとかなるという信念もあり、めでたく合格と言うことがありました。そのときほどどこかの学校に受験生が集中するということもなくちょうどいいところに治まった感じがあります。
そういえば、大学では国家試験の合格率が問題になったりして、進学先を考えたりしますが、それもなかなか判断が難しかったりします。
そこにはいろんな仕組みがあったりします。
たとえば就職率100%という数字であっても、それが就職を希望した人が、仕事に就いたということなのか、卒業生に対してなのか?ということになってくると数字は変わってきます。
国家試験なら、合格しそうにない学生を受験させなかったとしたら、それで国家試験の合格率は高くなります。
それに、大学が学問重視にするか、あるいは国家試験の対策に傾いた授業をするかで結果は変わってきます。
ある国家試験の合格率では東京大学が結構低く出ていたりします。
なんでも大学では先生方の研究分野についての講義が多くなるからだそうで、本来ならそれが大学のあるべき姿であるはずです。
文系の最難関試験の方も大学の先生の授業がそのまま試験に結びつくものでもなく、当然予備校に通わなければならなくなってきます。
私は学校選びに対して、対策も取れるだけ取って、念入りに調べることも大事だけれど、所詮相性というところもあるのだろうな、と思っています。
結婚や就職がが、うまく行くのもそうでないのも、所詮条件だけでは表せない結果になり、○○だからうまく行った、○○だからそうでなかったとは言い切れないのと同じで、条件の方にはもしかしたらそうそう意味があるものではないのかもしれないな、と思うことがあります。
と言いながら、今日も高2生に、一度大学巡りを(オープン・キャンパスではなく。)して来るように話し、そのスケジュールを立てたり、お食事をする場所などを一緒に考えたりしていました。
私はデジタル的に調べるというよりも、どこか雰囲気が合う、とか気に入った、とか、もちろん偏差値的な問題もあるのですが、何よりモチベーションを上げるため、そして、もしかしたら、見てやめることにするためでもいいので、行って来たら、とお勧めしてみました。
正直、みんなに大学に行ってくることをお勧めするわけではありません。
そんなことするよりも数学の問題解いた方がいいよ、とアドバイスする生徒もいます。
たとえば理系で、そうそうこれがやりたい、というものもなく、偏差値をまず上げることが最大使命の場合、それより先にやりましょう・・・、と思うのです。
まずは共通テストで点数を取らなければなりません。
そう思えば、文系と理系では進路指導も全く違ったものになっていることもあります。
ともあれ、今年の県立入試の倍率が出て、まだ残っている大学受験指導についてのあれこれを考えていて、さあ、後は残り少ない日々を後悔しないように頑張るだけです。頑張ります!