お知らせnews

私にとっての国語の授業-中間考査対策、大学受験&高校受験

いろんな教科を指導していて、それぞれが楽しいし、この教科のここが弱い、となれば、即座に教材を揃え、作成し、強化していくことが楽しい。
数学など、一緒に考えていく過程も楽しい。

でも、大学受験国語になると、それはそれは、我が家に帰ってきた気分で、授業している自分に気づく。
ああ、この作品は・・・、となる。

今、中学3年生はたちは、魯迅の『故郷』を勉強しているし、中間考査は、出題範囲のはずである。
この作品は大好きなので、設問を通してではあるけれど、熱く語ってしまう。
心情理解の部分や、記述式など、結構丁寧に扱うようにしている。

受験生たちがうんうん唸っている前で、さらっと目を通し、ここがポイント、というのがわかってしまう。
本当は、予備校の授業のように、隅々まで予習して、臨みたいと思うけれど、それぞれにたくさんのことをしてもらわなければいけない、小さな塾では、それこそ、予習しているより、手厚い指導に時間を掛けたり、労力を使うべきである。

最近、受験生たちは、指導中も、自習中も、特等席よろしく教師席の前を陣取って、勉強しようとしている。
ときに世界史の分野について、あれこれ答え、漢字を確認し、公民に取り組んでいる生徒には、時折質問しては、答えさせる。
ついでにそのあたりについて解説。
お節介もいいところかもしれないけれど、自習中の生徒のプリントを見て、これは・・・、と一緒に解説してしまったりする。
わかるところまでは説明しないし、自分でりかいすべきだと考えたときには、教科書の再読をさせる。

その子その子の在り方がある。
勉強の仕方も、私たち教師への質問の仕方も違う。

ただ、できることなら、わかっていないところに対して、また、私たちに質問することに対して、オープンであった方がいい。
こんな時期に、こんな質問をして、笑われないだろうか・・・?
なんて質問は、チェリーでは無用である。
できないことをりはしない。
その日までのことを何やかやと言ったって戻らないのなら、今日からいかに自分を奮い立たせて勉強できるか考えた方がずっと気が利いているからである。
また、私たちも、今から間に合うように精いっぱい努力する方が、今まで何していたの?と聞くよりも、数倍効果的である。
できない時にはできない状態に対して対応する。

それはどの教科であっても同じであるし、私から言えば、講師の先生方への対応もそうなのである。

公開:2021/09/17 最終更新:2021/09/17
ページトップへ