ブログblog

将来の夢に向かって・・・。みんなが天才ではないからね!

高校に入って、自分の努力だけではなんともできないものがある、と思い知らされた。
経験が違う人がたくさんいた。
帰国子女もゴロゴロしたし、自分など知らない経験をしている人もたくさんいた。

そんな中で部活加入率100%以上、つまりは兼部している人がたくさんいるという、本当に青春そのものがある高校だった。
当然、何もかもすることを自分に課すことになった。

しかし、高3になる春であっただろうか・・・?
国立の医学部を受験し、合格確実だと言われていながら、不合格(それが誰が見ても意外な原因での不合格で、自分の不徳を思った、と語られておられた。)で、そして、東京の最難関私立の文系最難関学部に進まれた方のお話をお聴きする機会に恵まれた。先輩ではなかった。
その方がおっしゃる言葉に納得したのである。

やはり、何かを手に入れたいと思ったら、何かを我慢しなければならない。何もかもというのは無理だ、と。
もちろん、中には天才みたいな人、いますよ。高校時代に勉強もし、部活もし、遊びもしながら、当然のように自分の思ったような道に進んでいく人。でも、そんなのは、ほんの一握りでしかないんです。
私は、ある意味不器用なので、全部やらなければならないと思っていたし、そうしようと努めた。
高3になって、部活がなくなり、正直、私にとって、仕事みたいだった部活がなくなり、勉強だけだなんて、なんて高校生活は楽なんだ、と思うに至った。
私など典型だと思う。
何もかもはやれないタイプ。
ただ、高校の国語の教師になるのに、そうそう制約のある生活をしなければならないわけではなかったけれど、それこそ医学部に行くとか、官僚になるとかなら、それはやはり普通の人なら、我慢しなければできないことも出てくるだろう。
今の時代なら、やはり医学部に進学したいときには、かなり自分自身を律しなければ難しいものになるのだろうな、と思っている。

お話をされた方も、三年間を医学部に行くために過ごされたようで、その方を知っていらっしゃる方は、かなりの秀才だった、と話されていた。だいたい、私立の最難関大学の文系での最難関学部にすべり止めで合格されることからもわかる。
その頃は、まだ、なぜ医学部を目指していて、私立の文系に進まれたということに意味が分かっていなかった。
理系の場合、多くの人は私立に行けない。経済的な理由である。
では、医学部の受験に失敗したら、もう、文系に行くしかなくなるのである。だから必死な三年間だったのだなあ、と思う。

夢や目標があるのなら、それが本気なら、何かを我慢してでも、その道での努力が必要である。
それが勉強の場合はわかりやすい。
周りが青春しているときに、自分だけ勉強に必死になっているみたいなのは、ちょっと暗く思えるかもしれない。
でも、勉強は決して暗いものではない。
勉強すれば、毎日が楽しくなるし、いろんな能力が身に着くし、本当は人との関係も良くなるというような勉強の仕方もあるのだと思う。
なんだか勘違いしているところもあるような。勉強というものが誤解されているような。

たくさん考える、というのは良いことだと思う。

公開:2022/05/10 最終更新:2022/05/10
ページトップへ